体勢論者が東南戦で三段復帰を目指す-3

●291戦目

快勝明けの一戦は特に注意が必要。
東2に軽く仕掛け2900、東4には4500をアガリトップ目に。ここで下家回線切れ、南2に上家が回線切れの下家から12000アガリトップに。さらにリード広げられ、オーラスハネツモ条件と厳しい。3着目がラス親で26オールでもまくられる位置。なのでリーチドラドラで5200で仕方なしと思ったらなんと裏3。わずか1000点届かず2着。うーん裏3はこういう時いらないよなー。

ガリ:2900,4500,12000(9-3)
放銃:なし

●292戦目

まずは東1-1の終盤でヤミテンの2600をアガる。そして東2に捨て牌が全くホンイツに見えない西ホンイツドラを流局寸前にアガリ。2局続けて流局前にアガリ切れたのが大きい。その後下家にリードされて南2局、ここでリーヅモピンフ一盃口ドラドラ裏裏の華麗な倍満で勝負あり。オーラスも役なしひょっこりツモって快勝。ただ好調はここまで。ここから状態が一気に悪化する。

ガリ:2600,8000,4000-8000,300-500(9-4)
放銃:なし

●293戦目

東2にヤミテン5800に当ってしまい感触が悪い。
そして次局この場面。
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ホンイツに渡れる。しかし、自分は豪腕も無い、博才もない。目の前に落ちてる小さなアガリを拾ったほうが良いに決まっている。そういう安いアガリが必要な小物にも関わらず、すぐ大きな夢を見て失敗をする。ここも長考の末ホンイツへ向かってしまう。案の定ソーズは一切引かず、どころか七萬ツモってアガリ逃し、挙句引いたソーズはフリテンの1sで、とどめは3900の放銃。700-1300のアガリだったものが放銃となり差し引き6600点の差が出来た。予想出来ることだが、この6600点が後々尋常じゃなく効いてくることになる。東3に2000点アガり、南2に7700出アガリで3番手に浮上。オーラスは2着と1300点差、ラスとは2500点差の3番手。しかしわずか6順目、ソーズが1枚も余ってないホンイツ3900にて事故死。出ました、東3の700-1300逃しの報いが。
絶対に落ちてるものを拾うしかないコスい麻雀しか打っちゃいけない自分が、高い手を見ようとした報い天罰が落ちた。
これで感じたよ「あ、落ちた」と。モード転落の音がしました。自分が状態が悪くなる時は、かならずこうしたエラーが発生するのです。6600点あれば、余裕の2着だったわけですよ。それがラスにさせられるということがどれほどのエラーか。この後わかってはいましたが思い知ることになります。

ガリ:2000,7700(10-2)
放銃:5800,3900,3900

●294戦目

一度も見せ場が無く迎えた南1、下家のリーチに追っかけて一発で討ち取り満貫。これは気合で追っかけた効果があった。
その後はアガリがなくオーラス親が追い上げてくるも同点2着。しかし、チャンスらしいチャンスがなかなか得られず、トップを取れるような状態ではなかった。

ガリ:8000(10-1)
放銃:1300

●295戦目

東パツの好配牌を生かせず逆に親に11600横移動。結局あとはツモられラス目に落ちるが、東4に2000オールツモってラス抜け。南2には先制リーチを打ち、押してきたトイメンから8000討ち取り2着目へ。オーラス6600点差でまくりを狙うが、トップ目にあっさりかわされ2着どまり。うーん、トップを取るという振り分けが無さそうですね。

ガリ:2000オール,8000,1000(11-3)
放銃:1000

●296戦目

東パツ、中アンコでマンズ多し。しかしピンズのリャンメンターツあり。イーシャンテンで迷い、またもやってはいけないホンイツへの寄せ。リャンメンターツを払ったら、速攻その部分が来た挙句、5200放銃。あ、この1戦はラスだ。もう避けられない。2度も同じエラーを犯し上を見ようとした。上は見てはいけない、今の自分はそんなことをしてる状態ではない、何度やればわかるのか。東3に安く2000をアガったが、やることが遅い。南3に早い順目のトイトイ8000にアタリ、オーラスがラス目と1300点差の3番手。何が何でも逃げ切らねばならない。しかし、天命は避けられない。7sがアンカンされ、6sが4枚見えてるなか8sを持ってきて、使いようが無く切ったら7sアンカンした人が8sで待ってて9600といわれて死。もうこれは運命、ラスを受け入れます。
ダンラスになった1本場、見事すぎる帳尻合わせの軽いテンパイが速攻で入る。こういうやり方も大嫌い。必ずこういうことしてくるやろ?思わずおかずクラブじゃないが「それがお前のやり方か!!」と怒鳴ってスマホ投げつけました。
ちなみにアガらずしてたらトイメンが倍ツモ。

ガリ:2000(11-1)
放銃:5200,8000,9600

●297戦目

完全にモードが落ちてしまい、なんともやりようが無い。そしてこの試合、自身の記録を作ってしまいました。

東2-1 5200放銃
東3 1300放銃
南1-3 1500放銃
南1-4 3900放銃
南2 2900放銃
南2-1 2000放銃
南3 2000放銃

なんと7放銃であります。ちなみにリーチには放銃してません。全てヤミテンか鳴き。そしてすごいのが、なんと自分がテンパイ時の放銃は一度も無いのです。全てイーシャンテンからの放銃。手が出来る前に速攻でアガられるの繰り返し。
ちなみに一度だけテンパイし先制リーチを打てたのが東4-2ですが「俺のリーチだけ流局するの法則」が発動し、他全ての局でアガリが発生してるにもかかわらず、俺のリーチは流局(しかも3人テンパイ)。俺のリーチだけ流局するの法則は、今後もたくさん出てきますので要チェックです。
さて当然ダンラスかと思いきや、2900点持ちにもかかわらずトイメンと5300点差。両サイドがバコバコアガって、トイメンも放銃などがあり僅差なのだ。まあどうせラスでしょうと迎えたオーラス、8順目にタンヤオドラ3のテンパイが入りすぐに上家から出て7700、なんと7放銃しながら、飛ばずにすんでしかもオーラス逆転3着。これは助かった。にしても7放銃の記録、なかなか破られないでしょう。なぜなら7回も放銃する前に普通は飛んじゃうからです。

ガリ:7700(14-1)
放銃:5200,1300,1500,3900,2900,2000,2000

●298戦目

東2-1にカン2pリーチをトイメンから討ち取り12000。
東2-2にノベタンリーチは横移動
東3にカン3pリーチも横移動
3連続リーチを打ったものの、全て愚形でなんの手応えもない。明らかに状態・モードが落ちており、自分の思う形になることはない。
2番手で迎えた南2、白南ダブルバックのテンパイが入るが、ハネマンの横移動があり2番手すら危うくなり、南3で逆転されオーラス。仕掛けてイッツードラドラ赤の大逆転テンパイが入るが、トイメンに交わされ結局3着まま。アガれないモードに落ちてるし、我慢して頑張ってもちゃんと展開が悪くなるような横移動が発生する。ため息しか出ない。

ガリ:12000(11-1)
放銃:1000

●299戦目

東パツの好配牌が3段目までテンパイせずしかも仕掛けてやっと。もうこの時点で状態どうしようもないわな。見せ場ないまま東4-3にそこそこチャンス手入るが、下家にヤミテン8000決められラス落ち。これはもうダメ。
南2親番、初めて先制リーチ放つが、一牌もツモることなく上家に蹴られ、ただ一人ダンラスのままオーラス。ハネツモで3着条件は残ったが、今の状態で現実問題出来るわけもない。すると上家がドラの5万をカン。なんとカンドラも5万に!この時点でベタオリに切り替え、奇跡の横移動を願う。すると3着目が飛びこみ、なんとなんと横移動で奇跡の3着。上家ありがとう。ラスを取らせるモードが、周りに助けられました。

ガリ:なし(11-0)
放銃:1500,8000

●300戦目

直近のアガリ率が78-9、ここ4戦は47-3と状態を如実に表した数値。アガらせないモード継続か、あるいは数値帳尻合わせくるか?
結果は見事帳尻合わせ。しかし結構紆余曲折ありました。
ます東パツにチートイツの選択ミスから、下家に3900オールアガられ感触悪し。東1-1、カンチャンが先に埋まり234の高め三色テンパイ。実は高め全山だったようだが、先に出たのは安め。しかし裏が1枚乗り7700とまずまずの手応え。明らかにここ数戦とは違う。東2は入り方が不満で役なしになってしまったが、親の現物だったこともあり1300。
下家と一騎打ちムードになってきた中、東4親番は早い安い仕掛けで1000オール。そして東4-1がポイントの局。

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親番、押さえつけに行きたいところを我慢して役なしヤミテン。手が進まないなかようやく引いてここで勝負。
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これを見事ツモって三色に仕上げての4000オール。こういう遅くなる行為はここまで絶対にやっちゃいけない例だったが、少し点数に余裕があったのがプラスに働いたのだろう。トップに立つ。
このあと南2-3に早い順目の一盃口ドラドラ5200をラス目に打ってしまい2着目とほぼ並びになるが、南3をさらっと2000点で流す。ここの2000点、後に超重要なアガリとなる。オーラス、3着目が満貫をツモって終局なのだが、自分は親かぶり。なんと前局の2000点上乗せのおかげで、超ギリギリトップを守りきったのである。安いアガリでもバカに出来ない例である。

ガリ:7700,1300,1000オール,4000オール(14-4)
放銃:5200

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10戦の成績:2124243331(2-3-3-2) +45p
通算成績:73-82-66-79
段位:二段
平均打点:5989.9(427/2557700)
10戦アガリ率:.182(110-20)
10戦放銃率:.173(110-19)

確実にダンラスの場面が、2回奇跡的に助かって3着になっており、それを考えると全くアガれないモードに落ちながらここでまとめられたのは、以前とは違う成長といえるか。最終戦の帳尻合わせがなければ、アガリ率は.150だったわけでワースト更新の勢いだった。放銃に関しては1半荘7放銃が全て。あれのせいで激増したがそこがなければ悪い数値ではない。
前回大幅に下がった打点は、今回かなり高めの打点だったこともあり再び上昇。
通算アガリ率がここにきて.235まで下降、特にこの10戦がひどく、MJ時代は.238あっただけにこのアガリ率の低さが成績低迷の要因だろう。攻撃スタイルなのでどうして多少の放銃は仕方なく、それよりもアガリ率を大事にしているのだが、そこが下がるようでは成績も付いてこない。
トップトラスは均等に取るような振り分けのようなので、あとは2着回数でポイントを稼ぐ方向になりそうである。