ノーレートフリーでの立ち回り

昨日の年間成績を見て、100戦到達(おそらくあと2回フリー行けば到達する)時にトップ率30%、連対率55%を目標にすると、4-5-4-3で行ける。平均順位もいま2.38だが、2.35に近づけたい。もちろん前のめりばかりではいけないので、あくまで目標で。

 

で、昨日の記事の最後に書いた、自分なりのノーレートフリーでの決め事というか立ち回りを少し。

 

・1000点の仕掛けはほとんどしない

もちろん時と場合によりけりですが、基本的に1000点の仕掛けはやりません。自分の行くノーレート雀荘は全て赤なしルール。赤があるなら、早い段階で1000点の仕掛けであっても、赤によって打点上昇が見込めますが、赤無しだとドラの絡みがなければどこまでいっても1000点。打点を重要視する自分にとっては、ほとんどやらない選択です。もちろんトップ目で南場後半の局消化の目的でやる可能性はありますが、フラットな状況ではやりません。ちなみに2000点の仕掛けは普通にやります。打点が重要です。

・絶対的にリーチ

とにかくリーチを打ちます。先制リーチ。元々リーチは好きですが、フリーではとにかくリーチの意識が強いです。まず、誰だって「リーチ」と言われたら心が揺らぎます。そこの心理をついて、先にリーチと言ってマウントを取りに行きます。これで相手の手を曲げさせます。ただ、愚形ばかりだと相手にナメられるので、ちゃんと本手も混ぜていきます。あと、これも赤なしルールという部分で、打点上昇の為にはやはりリーチが強いのです。裏ドラも見れますし。いつもセットで打つメンツやフリーに一緒に行く友人なら、俺の打ち筋を知ってるので、リーチを受け流したりもするでしょうが、フリーで打つ相手なんて初対面、性格も打ち筋もわかりませんから、バンバンリーチ来られたらイヤに決まってます。

もうひとつ、自分の行くノーレートの特徴として、仕掛けが飛び交うようなことが少ないというのがあります。麻雀教室もあるような雀荘ですし、メンゼン派がかなり多い印象。オンレート赤有だと、とにかくばんばん鳴きが飛び交います。赤にチップも付きますし、とにかく早くアガることが有利です。ところがノーレートで赤なしは鳴くと打点が下がるというのもあって、早仕掛けをする方が少なく、終盤までもつれることが多い。そうなると、仕掛けが少なくリーチになるまで頑張る自分に取っては、早く蹴られたり手を潰されたりすることが少なく、もつれこんでリーチにたどり着ける機会が多いのです。なので早く動かず腰を重く打てる環境というのもプラスです。

ただ、ドラなし役なし愚形リーチは打ちません。そうならない手組みをするか手変わりを考えます。

・ヤミテンケアはしない

ノーレートでかつ順位戦ということで、基本的には押し得です。素点が利益に関係ありませんので、6万点トップも3万点トップも同じ扱いです。余程の一色手でもない限りヤミテンケアはしませんし、赤もないのでヤミテンで高い手に当る可能性が低い為です。割とおっちゃんおばちゃんはピンフのヤミテンをやることが経験上多いのですが、安いので当ったら仕方ないと諦めます。

ピンフはリーチ

上記に書いたように、昭和のおっちゃんおばちゃんはピンフはヤミテンにする人が結構多いです。手変わりを考える方が結構多いようですね。ちなみに自分はピンフはリーチです。ツモや裏ドラでの打点上昇を考えるとヤミテンの選択肢はないです。一手変わりでドラとイーペーコーと三色が付く、みたいな打点上昇がない限りはメンピンはリーチです。

・点数申告は素早くきっちり

若い頃フリーで、アガった時にすぐに点数を言えず「リーチ、一発、ドラ、えー…」と言っていたら、食い気味に「5200は5500です」と対面の人に言われ「あ、そうですか」と受け入れたら、実は8000だった、ということがありました。この苦い経験からそれ以降、点数申告は人任せにすると絶対に自分の損になる、と考えたので、訓練しました。それと、ノーレートフリーでは「リーヅモ一丁、裏、マンガン!」とか言うおっちゃんも多く、俺自身なんとなくその指を折るような言い方(しかも点数の申告をしていない)が好きではないというのもあるのと、もうひとつは点数申告をすぐにバシッということで「あ、この人そこそこ出来る人なんだ」という心理的なものを植えつけてマウントを取る狙いもあります。

・マナーを気をつける

最初は自分もマナーが良いとはいえなかったのですが、まーすたで注意するようになって、いろいろ直しました。

強打はしない:強烈な牌を勝負する時とか、勝負手のリーチの時、ツモった時など強打してしまう傾向がありましたが、それをやらないように意識しました。ちなみに内輪のセットだと多少します。ちゃんと使い分けします。初対面の人に不快な思いをさせないのが重要。

放銃時に返事をする:Mリーグなどで魚谷プロがきっちり返事してますが、やはり気持ちいいものです。自分もなるだけ点棒支払い時に「はい」と返事するようにしています。腹が煮えていたらちょっと出来ないこともありますが・・・

点棒は丁寧に:点棒を放るオッサンも多いし、あと内輪のセットでも点棒を投げる子がいます。あれは自分的にはかなり不快。なので自分はそういうことはしません。ちゃんと相手の前にそろっと置きます。

裏ドラにあまり気合を入れない:こないだされてイヤだったのがアガったあと「乗れっ」と言いながら裏ドラを盲牌して、乗った!とバンと開けた人がいました。待ってるこっちは全然気持ちよくない。裏ドラに気合入れてめくるとかはしません。まして裏ドラ盲牌とかウンコ。基本的に自分はリーチファイターですので、倒牌したらすぐに流れるように裏ドラをめくる習慣がついています。ぱっとめくってぱっと点数申告、がモットーです。

・ノーレートは押し得

前述しましたが、自分の主戦場は素点関係なく、順位戦であるということでトップがとにかく偉いルール。3着も4着もあまり関係がありません。なのでトップを目指して押した方が得です。まーすたはトップのみポイント、LASTFIGHTは2着までポイントが付くので、多少戦い方は変わる事になります。2着でもポイントが付くなら、2着狙いで押さないという選択肢も出てくるかもしれません。ただ基本的には押し強めの立ち回りをします。もちろんゼンツオヤジにはなりません。

・イラついたら心の中で実況

元々がイラちで、致命的なミスをやらかしたり、信じられないフリコミをした時など、当然心もざわつくしイライラもします。そうなると当然麻雀に影響が出るに決まってます。そこでどうするかというと、心の中で一人で麻雀実況・解説をするのです。

「こういうね、ミスをしてるからね、ダメなんですよ」「めくりあい勝てませんよねー。状態悪いですからね、アガれるわけないんですよ」「こんな状態で勝負にいけるわけないですよ、下手ですよね」「これ裏目引きますよ、ホラ引いたでしょ?」などなど、森山茂和ばりの罵声を自分に浴びせています。これで少しでも心を落ち着かせています。意外とイライラやカリカリも収まったりするものです。

 

こんな感じでいろいろ立ち回りを考えています。あくまでも今行ってる店での戦い方であって、違う店に行けばルールも違うし、それに対応しなければいけません。ちなみに毎年同じメンツでやっているセットは、上記のような戦い方はしていません。まるで違います。赤もあるしそれぞれの人読みも出来ますので。あと一緒にノーレートフリーに行く友人は自分と全く違う打ち筋タイプで、軽快な仕掛けと堅い守備が特徴、戦っていてなかなか面白いです。こちらの手の内もバレちゃってますが、それをわかった上でガチで戦うのが面白いですね。